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Ouji's Blog

大雑把に方針を指示し

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大雑把に方針を指示し

大雑把に方針を指示してやると、部将らが詳細に命令を下していく。これによりバランスを崩して正面を抜かれるへまをするわけにはいかん。

 

「本部要員にも武装待機を命令だ。城壁に上げて四方に散らしておけ、だが戦闘をする必要はまだない」

 

 フレッシュな兵は必要になることがある、疲労が無い集団を少数でも残すことには意味があるのだ。それとわからずに、本部の兵だから楽をしているなどと思われては心外ではあるが。international school of hong kong ややすると味方の伝令と接触、矢を放ち追撃を鈍らせると、また包囲を破って南門へと帰還してきた。

 

 城壁から降りると伝令の前に姿を現す。すると片膝をついて「大将軍へ申し上げます! 呂後将軍の諜報網によれば、呉が裏切りを行い、兵を荊州へと進めております!」大事件の知らせを吐き出した。

 

「堪え性のないやつらだ」

 

 呉が魏についたか、半々以上でこうなるとは思っていたがな。これで魏の南方軍はこちらに殺到して来るな、張遼が一番乗りになるだろう。だが魏も呉もお互いに全力を傾けることは無い、いつまた互いが裏切るかという懸念を残している。

 

「首都への伝令はどうだ」

 

「別の者が走っております!」 たどり着けない可能性はあるが、これを知っているのと知らないのでは大きな差がある。だが魏延からも首都へ伝令を出すだろうからこちらからは無理をして派遣することは無い。姜維のところが押し込まれたら補給が滞る可能性が高くなるな、放置は出来んぞ。

 

「他に何かあるか」

 

「呉軍は兵船を半数、陸兵を半数動員、向かう先は永安方面とのことです」

 

 荊州は魏に任せる? 移動のついでに平らげていくつもりか、こちらが手一杯なのをわかっているだろうからな。それにしても半数か、やはり魏を完全に信用しているわけでもないんだな。永安は持って二か月、船は止められん。

 

「わかった、ご苦労だ休んでいていいぞ」

 

 俺がすべきことは変わらん、魏帝を捕らえることが出来れば全てが終わる。だからこそ相手もそれを阻むわけだ。何でもかんでもは出来ん、寓州城は防衛、囮としての価値が高い俺は敵を可能な限り引き付けるのが役目だ。全体を監察するためにも、連絡は保たねばならん。

 

 下馬した陸司馬も傍にやって来て「呉らしい行動です」寸評を加えた。確かに俺もそう思うよ。

 

「まあな。お前ならこの状況どうする?」

 

 試みにそんなことを尋ねてみた、別にこれといった回答を期待しているわけではないが。「私ならばではなく、丞相ならばでお答えいたします。恐らくは呉が裏切ると丞相も予測しておられたでしょう」

 

 そういわれてみたらそうだな、あの孔明先生がまさか! と言っている絵が浮かばん。呉が敵対すると知っていて魏攻めを実行は出来ないだろう、何らかの対抗策が存在している?

 

「すると?」

 

「呉軍の勢力を相殺できるような何かを用意しているのでしょう。それが何かまでは私には想像つきませんが」

 

「ふむ、呉と同等の力をか……」

 

 そんな勢力はどこにもない、答えがそうだとしても理由が不明とは難しい。何より進発した軍勢は半月で永安に到達する。城内で「わぁ!」と騒ぐような声が聞こえて来た。何事だとまゆを寄せていると、かけて来た親衛隊員が「許都方面より魏の増援軍です!」はっきりとした理由をあげて来た。

 

「どうやら呉の態度をみての行動らしいな。まあいい、やることは変わらん」

 

 攻められる数に限りはあるが、こちらの守備兵にも限りがある。不均衡なチーム戦ではあるが、不満はない。

 

 多重包囲が行われて三日、城は疲弊したもののまだ陥落はしていない。襄城へは全く兵を向けていないあたり、統括する司令官が指導力を発揮しているようだな。南蛮軍の後続は未だに姿を見せない、明らかに足止めを受けている証拠だ。

 

「そろそろ厳しいな」

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